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認知症予防特集をまとめました、気をつけることは何か?

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2015年3月16日放送の主治医が見つかる診療所の認知症スペシャル。
まとめてみましたので、よろしければご覧ください。


 

 

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認知症の患者は日本全国850万人を超えています

これはもう国民病というレベルですよね。
認知症の原因ですが、こうなっています。
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6割がアルツハイマー病なんですね
このアルツハイマー病というのは
・アミロイドβタンパクという物質が脳にたまることで発症

 

 

 

次に脳血管性認知症というのは
・脳の血管が詰まったりやぶれて出血するなどして発症

 

 

 

更にレビー小体型認知症というのは
・脳にレビー小体という物質が多数できて発症

 

 

 

主にこの3種類が日本の認知症の主な原因と言われてます。

 

 

 

認知症は簡単にいうとですが
脳の後天的な障害によって、日常生活、社会生活に
支障が出ている状態を言うんですね。

 

 

 

認知症にも若年性と老年性というのがあり目安の年齢はこう。
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若年性の認知症の方って、10年前に比べて2倍以上にも
なっているようです。

 

 

 

ここで実際に認知症になった女性の症例を紹介。
60代の女性なんですが、7年前に若年性アルツハイマーと診断。

・いつも通る道が覚えられない
・ごみ箱が認識できない
・自分の左側の物が認識できない
・同じことを何度も言う(本人は言った事すら覚えてない)
・同じものを何度も買う(買った事を覚えてないので)

認知症にもレベルがあって、60代女性の場合は真ん中の
MCIという部分に該当していました。下記図参照。
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半年前にも60代女性は取材を受けていましたが、その当時と
比べても病気は進行してしまったようです・・・
具体的には

・暴言がひどくなった
・靴を履いてそのまま部屋へ行く
・風呂の栓を勝手に抜き、空っぽの風呂に入る

認知症の症状が悪化すると、自分が認知症であることを
わかってないようです、認知症かも・・・って
自覚をすると言い返したりすることもあるんですが
本当に進行が進んでしまうと、自分が認知症になっている
事すら認知できないんですね・・・

 

 

 

ボケと認知症の違いは?

ボケは老化によっての物忘れ、思い出すようにヒントを出すと
思い出して答える、認知症は病識、つまり自分が病気
だという事がなくなる、物忘れをしているという事を
忘れてしまうという事。

 

 

 

認知症の症状で多いのが、こういう症状。
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ん~どれもこれもつらいですよね。

 

 

 

アルツハイマー型の認知症の話が多かったですが
他の、血管やレビー小体の話の症状はというと・・・

 

 

 

脳血管障害の場合

脱落症状を伴っていることが多い
例えば右の頭頂葉で脳梗塞が起こると
空間失認が起こるようです。

 

 

 

空間失認

・空間が認識できない
・物体の位置関係がわからない

という状態のことを言います。

 

 

 

逆に左側が脳梗塞になった場合
失算失書が起こる

 

 

 

失算失書

・文字が書けない
・計算ができなくなる

という状態をいいます。

 

 

 

そして、ゆっくり進行するアルツハイマー型と比べ
進行速度は速いようです。

 

 

 

レビー小体の場合

幻視といって、存在しないものが見えてしまう症状を言います。
レビー小体型の場合こういう症状が出てくるとか。

・壁のシミの横に人がいる
・カーテンの揺れからそこに何かある

今までの認知症とはちょっと違っていますね。
錯乱状態にもなって、介護する人を手こずらせるようです。

 

 

 

認知症のチェックリスト

チェックはついてますが、これは気にせず見てください。
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このチェックが3つ以上あると危ないようです。
ダイヤモンドユカイさんは全部でしたが・・・将来心配ですね。
森口さんも3つです、危ない危ない。

 

 

 

認知症の症状で自分が気になるという場合、病院は
物忘れ外来という所へ行くといいです。
行きにくい場合は、地域包括支援センターという所に
認知症の部門があるようです。

 

 

 

石田純一さんの質問

遺伝性アルツハイマーはあるのか?
日本人の場合少ないようです、海外では多いんでしょうかね。
ただ油断はできませんので、少ないだけととらえた方がいいでしょう。

 

 

 

森口さんの質問

年に1度MRIを受けているようですが、意味はあるのか?
MCI型の軽度認知症には
効果的なようで、脳血管の詳しい所までわかるようです。

 

 

 

また、認知症の原因となる
慢性硬膜下血腫や正常脳圧水頭症は手術などで回復する
ケースもあるため、検査を怠ることはないようにとのこと。

 

 

 

認知症の予防って出来るのか?

予防は出来ます、なかなか回復するというのは難しいですが
進行を止め、そのとめた所で維持をするというのが予防となります。
3つの方法を紹介。

 

 

 

1つ目の無理なく

鳥取県の琴浦町での取り組みの前に、症例を。
80代のご夫婦なんですが、70代になる前は
ちょっとした物忘れがあったんですが、70を超えると
物忘れが激増したようなんです。

 

 

 

ですが琴浦町は町ぐるみで認知症の予防をやっていて
TDASという、ごく簡単な問題を出した器械があり
それを答えていくと点数がでます。

 

 

 

80代ご夫婦は2年前にこれを受けてみて、結果は
軽度認知症の疑いが。
ということなので、町が主催している認知症予防プログラムに
参加することになりました。

 

 

 

このプログラムって一体どういうプログラムなんでしょうか?
参加する人が、少しではありますが改善があったとのこと。
これは気になるところですよね。

 

 

 

まずは運動。
運動はこれだけやっています。
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次に足の指で新聞を破ります、なぜこれをやっているのか
っていうと、足の指って普段動かすことがあまりないので
これが脳によくて、活性化されます
おまけに新聞はこういう感じに破いていきます。
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これは認知症じゃなくても難しそうだわ・・・
やっていたら足の裏がつりそう(笑)

 

 

 

次に計算問題
問題は2ケタから3ケタの足し算引き算や掛け算。
この程度の問題が脳にはいいようです。
後は音読、視覚聴覚を刺激して脳を活性化。

 

 

 

最後はコミュニケーション
しゃべること自体も脳の前頭葉を刺激するのでいいとのこと。

 

 

 

このプログラムを受けた人たちに始めに受けたTDAS検査を
プログラムを受けてからもう一度やるとこうなりました。
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明らかに下がっていますね、きちんと継続するとこういう
結果になるって希望が持てますよね。
しかも、難しいことではなくて家にいながらでも
このプログラムは出来ますよね。

 

 

 

2つ目の楽しく

〇〇体操ってどういうのでしょうね、気になります。
それを実践しているのが、茨城県の利根町にある
利根町公民館でやっています。

 

 

 

月に6回無料での運動教室が、認知症予防になっているとか。

 

 

 

その運動とは、フリフリグッパー体操。
このフリフリグッパー運動をしている方に話を聞くと
80代の男性は、道も間違えない、70代女性は
電車に何度乗り換えがあっても間違えないなど。

 

 

 

どうしてこのフリフリグッパー体操がいいのか?
筑波大学の運動生化学の征矢英昭先生が調べてみることに。

 

 

 

フリフリグッパー体操の基本的な動きは3つ

写真で見るとこう。
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たったこれだけで簡単ですよね、これをすることによって
普段意識して使う事がない
・腰回り
・お腹
・お尻
・背中

これらの筋肉を刺激することで、身体が活性化し
筋肉が強くなると、姿勢も良くなります。
姿勢を調節する脳の機能、脳幹を活性化する。

 

 

 

この脳幹が刺激されるとある物質が分泌されます、それは
・セロトニン
・ノルアドレナリン
・ドーパミン

これらは神経伝達物質なんです、これらが分泌されますと
脳全体を活性化させるということ。

 

 

 

更に驚くべき効果として
フリフリグッパー体操を10分間ほどすると
「前頭葉の背外側部が活性化して、認知機能が高まる」
というんです、認知機能が高まるんです!

 

 

 

前頭前野の背外側部というのは
・注意力や判断力などの認知機能を司る部分
非常に重要な場所の一つとされています。

 

 

 

フリフリグッパー体操をやった後に、認知機能の検査を
すると回答スピードが50%アップしたんです!

 

 

 

凄い体操ですね、もしご高齢の方が近くにいれば
おすすめしたいですよね。

 

 

 

歌いながら踊るとよくて、3分もすると快適性が高まり
楽しくやっていると脳にもよく、認知機能を高める
可能性があると考えらえています。
踊り方は上記の画像を参考にやってみてください。

 

 

 

3つ目の美味しく

栃木県岩舟町にある江田クリニック。
ここの江田証先生は
・ピロリ菌に感染した胃の粘膜に胃がん発生にかかわる
 遺伝子があると発表した人

凄い人です、そんな江田証先生が食事療法で
認知症を予防するため、ある食材を勧めているんです。
そのある食材というのが、ココナッツオイル。

 

 

 

なぜココナッツオイルなのか?

なぜかというと、ココナッツオイルに含まれている中鎖脂肪酸。
これが大きくかかわっているんですね。

 

 

 

中鎖脂肪酸ってこういう効果が。
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エネルギーになって脂肪としてたまりにくい、素晴らしいですね。
この中鎖脂肪酸が認知症予防にどう関係しているのか?
そのヒントはケトン体。
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ケトン体が脳にもいい働きをすると言われていて
アルツハイマー型の認知症の場合、脳細胞が
ブドウ糖をうまく利用できなくなっている。

 

 

 

なので脳細胞はガス欠や飢餓状態になり死んでいく。
これでは脳のエネルギー源となるブドウ糖がもったいない。
でもケトン体は、糖が脳にいきわたらなくても
ケトン体を増やしてあげることによって、脳を長生きさせる
ことができるとされています。

 

 

 

海外では、ケトン体を増やす食事療法をしたら
認知症の症状が緩和されたという報告があるんです。

 

 

 

ケトン体を増やす方法

2つの方法があります。

 

 

 

・炭水化物を減らす
炭水化物を制限していくと、脂肪を分解してケトン体を
作るようになります。

 

 

 

・中鎖脂肪酸を摂る
中鎖脂肪酸やココナッツオイルを摂取すると、腸の中で吸収されます。
門脈という血管をとおって、肝臓まで達します。
肝臓でケトン体に変わって脳に行って、脳の栄養源になる。

 

 

 

ココナッツオイルの力ってすごいですよね。
どういうココナッツオイルを選べばいいのかというと
加工がされてない、エクストラバージンココナッツオイルを
購入するのがいいです、江田証先生が見せてくれたのは
ココウェルのココナッツオイルでしたね。

これはエクストラバージンのココナッツオイルです。
でもいつも売切れてるんですよこれ。

 

 

 

ココナッツオイルの食べ方は?

コーヒーに入れたり、パンに塗ったり、ドレッシングとして
使ったりするのがいいです。

 

 

 

また初めてココナッツオイルを摂る際、気を付けたいのが
はじめは少ない量から始めるのがいいとのこと。
多くとると、中には下痢をしてしまうという人もいるとか。
最初は小さじ1杯から始めるとよい、それから徐々に増やして
最大で3杯半くらいでストップです。

 

 

 

それと
・肝臓が悪い
・糖尿病がひどい方
・腎臓が悪い方

これらの方は、お医者さんと相談してから使うことが大事。

 

 

 

ココナッツオイルを使っている患者さんがいてますが
この方は、味噌汁にココナッツオイルを入れて食べている
ようですよ。何にでも合うみたいですし。

 

 

 

認知症に良いとされる食べ物

・カレー ウコンがアルツハイマーに効果があると言われてる
・雑穀米 これも認知症には非常にいいようです
・赤ワイン ポリフェノールがアルツハイマーの予防に良い
 ただし!摂取量は500mlです、結構飲むことになりますね。
 今度はアルコールの問題が出てくる。

 

 

 

とまあ、これまで認知症になる前、軽度の認知症の症状についての
話をしましたが、今度は認知症になってからできることに
ついての話に移ります。

 

 

 

認知症になってから出来る事は?

症例、富山県にお住いの60代女性、認知症は5年前に診断。
ですが、ご本人はつらいと思っていなくて
ご主人もとっても協力的で、ご夫婦で楽しんでいるとのこと。

 

 

 

異変は59歳の時に起きました。
夫が話したとをその日は覚えていたんですが、次の日の朝に
なったら聞いていないと。

 

 

 

この60代女性は看護師だったので、認知症の疑いがあると思い
医者も自分で決め受診したそうです。
結果は若年性アルツハイマー病。

 

 

 

早期発見の状態なので、薬の治療そして普段の生活の中で
努力もしているようです、素晴らしいですね。
普通だったらショックでふさぎ込むところですよ・・・

 

 

 

しかも食事まで週に3日は作っているようです。 
今までやってきたことは、出来るだけ自分でやっていこうと。

 

 

 

それでも自分でご飯を作ったのに、私が作ったのか?と
夫に聞いてました、やはり記憶が安定しませんね・・・
旦那さんも素敵ですね、常にそばにいて買い物なども
サポートしています。

 

 

 

だけどどうして病気を公表したのでしょうか?
理由は、認知症であることを隠しているとばれないように
びくびくする生活を送らないといけない。

 

 

 

そういうのは嫌だし、そうすることで認知症の進行が
早くなる気もするので、公表してしまい自分にとって
満足のいく一生を選んだ、ということです。

 

 

 

この方は認知症カフェというのもやっています。
本当に閉じこもらないで、外へ出ていって人と話をする。
凄く前向きな気持ちですよね。
少しでも症状がよくなってもらいたいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました、以上で終了です。

 

 

 

 

 

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